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『ARGONAVIS from BanG Dream!』宇治川紫夕役・榊原優希インタビュー!初5バンドが揃うステージで「徹底的にいたずらしてやるぜ!」

2020.10.09 <PASH! PLUS>

 ブシロードが贈るメディアミックスプロジェクト『BanG Dream!』発のボーイズバンドプロジェクト『ARGONAVIS from BanG Dream!』に登場する5バンドが、ついにステージ上で勢ぞろい。Argonavis、GYROAXIA、Fantôme Iris、風神RIZING!、εpsilonΦの5バンドが集結したライブ「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」が、10月10日(土)に開催される。

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 久しぶりの有観客となる本ライブを「楽しみ!」と語る榊原優希さんに、この度PASH!PLUSがインタビュー。演じるεpsilonΦのボーカル・宇治川紫夕としてステージに立つ今の心境や、TK(凛として時雨)が手掛ける楽曲を歌うという感動などを直撃。さらに、音域の幅が広すぎる榊原さんの「カラオケの十八番」など、プライベートにも迫りました。

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榊原優希インタビュー

――「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」で、初めてεpsilonΦの宇治川紫夕としてステージに立つことになります。今の心境を教えてください。

 僕が演じる紫夕くんは、楽しそうにクルクル回っていると思えば、急に真剣になる瞬間もあて、変化が大きいキャラクターという印象があります。その変化を、僕自身もステージ上で表現できたら良いなと思っています。

――その他に、紫夕にどんな印象を抱いていますか?

 僕は、紫夕くんに限らず、キャラクターを演じる上で意識していることがあるのですが、「表に出てくる行動の裏側にある感情、それに至った経験ってなんだろう」と考えること。紫夕は、表面だけを見るとすごくトゲトゲしていて、周りに悪意を巻き散らしているキャラクターなのですが、「なぜ彼は周りに悪意をぶつけるんだろう?」と考えた時に、『光の悪魔』の歌詞にも「欲しかったのはeyeだ」とあるように、「僕を無視しないでよ」「僕を見てよ」と叫んでいると感じました。頭も良くてお金持ちで、なんでも持っているように思えるのに、まだ飢えている。それが、周りを振り回す彼の魅力になっていると感じています。

――では、そんな紫夕にとってεepsilonΦはどのような存在なのでしょうか?
 
 紫夕くんは「世界は僕の玩具箱」と言い切る悪魔的少年。彼にとってのεepsilonΦは、その玩具箱に入っている遊ぶためのコマ・道具なのではないでしょうか。しかも、限りなく「私物」に近い捉え方をしていると思います。例えば、二条兄弟の兄弟愛を面白おかしく利用したり。「何をしてもOK」と思って存在に扱っている様子が、色々な場面で見られます。

――榊原さんから見て、のεepsilonΦはどんなバンドに見えていますか?

 張り詰めた美しさがあるバンド。紫夕くんが「僕らの音楽は不協和音」「嫌い合って、すれ違って、憎み合って、バラバラにちぎれてこそ完成する」と表現しているのですが、例えると……石と石がぶつかりあって、だんだん尖っていくみたいな(笑)。そうやって研ぎ澄まされてできた、ひび割れた結晶みたいなものがすごくキレイで、それが彼らのイメージや楽曲に大きく繋がっていると思っています。

――4月に行われたSound Only Liveで、『光の悪魔』をTK(凛として時雨)さんが手掛けていると発表され、大きな反響がありました。これについての、榊原さんの感動もお聞きしたいです。

 実は僕……というかもうすでにバレているかもしれないのですが、僕はTKさん、そして凛として時雨が大好きなんです! 声優になってから漠然と抱いた目標に、「TKさんの曲が歌えたら良いな」とあったのですが、まさかこんなに早く目標が達成できるとは思いませんでした。ARGONAVISプロジェクト、そして紫夕くんのおかげです。

――榊原さんはどのタイミングでこの情報を知らされたのですか?

 レコーディングの前には教えてもらっていました。マネージャーさんに「ただのファンにならないでくださいね!」って釘を刺されて(笑)。仕事だということを肝に銘じて、キリッとした表情で収録に向かったのですが、TKさんに会った瞬間に破顔しましたね……。テンションがおかしくなってしまいました。

――レコーディングの際、TKさんからどんなディレクションを受けたのでしょうか?

 実は、仮歌としていただいた『光の悪魔』は、今よりだいぶ曲調が違うんです。TKさんがいろんなパターンを用意してくれていて、1度歌ってみたあとに「Aメロはこっちの方が榊原さんの声に合っているんじゃないか」とか「キャラクターを表現するならこっちのリズムの方が良い」など、色々僕にあわせて調整してくださいました。なので、具体的に「こう歌ってほしい」などのディレクションはなく、一緒に楽曲を作っていった感じです。

――そうやって、榊原さんにとって歌いやすく、εepsilonΦらしい曲に仕上がったのですね。

 『光の悪魔』は、凛として時雨やTKさんの楽曲を知っている人からすれば、「なんてTKさんっぽい曲なんだ!」という印象を持つと思うんです。歌詞の「eye」で複数の意味を持たせたり、サビにかけて急に爆発して鮮烈な色が広がったりと、TKさんのリズムや技法がふんだんに使われている。僕がTKさんを好きな理由は、そんな楽曲が好きというのもあるので、歌っていてかなり気持ち良いです。

――他のキャストさんにお話を聞く機会もあったのですが、口を揃えて「作曲者が伏せられていたけど、TKさんの楽曲だけはわかった」と言っていました。

 そうですよね(笑)! YouTubeにアップされた1時間後くらいには「これ絶対TKさんでしょ」っていうコメントが上がっていました。

――「宇治川紫夕」として歌う時に意識していることがあったら教えてください。

 紫夕くんは『光の悪魔』を、もっと悪意を詰め込んだ曲にしたかったと思うんです。でも、曲の中で自分の悪意を吐き出しているうちに、彼の“悪意の根源”が少し滲み出してしまったという印象を持っています。引き裂かれてバラバラになったものの叫びを表現することは、TKさんが得意としていることなので、それが紫夕くんの内面にすごくマッチしていると感じました。なので、紫夕くんとして歌う時は、彼自身の本気の叫びを感じて表現できたら良いなと思いながら歌っています。

――TKさんが好きだと言う榊原さんは、テクノポップやオルタナティブロックのジャンルをよく聴かれるのでしょうか?

 普段はあまりジャンルにこだわりなく、なんでも聴いています。これまで、どのアーティストさんが好きというのもあまりなかったので、ここまでTKさんにハマったのは、僕にとってめずらしいことなんですよね。

――高音から低音までを使い分ける榊原さんですが、カラオケの十八番になっている曲があれば教えてください。

 εpsilonΦもカバーしている、TK from 凛として時雨の『unravel』を1曲目に歌うことが多いです。2曲目はだいたい鬼塚ちひろさんの『月光』。最初に高いのを入れると、体が起きるんですよね。その2曲をやった後は、福山雅治さんの『最愛』など低めの楽曲へ。GACKTさんの『Episode.0』は、GACKTさんのモノマネをしながら歌います(笑)。「~♪」(一節歌ってくれる)って。

――すごい! 特徴を掴むのが上手いのですね。

 普段からそうやって生来の音程から外れた音をモノマネで歌って、声帯を色んな形にしているので、高音・低音さまざまな楽曲をいただいても「歌いづらい」と思うことがないのかもしれないです。

――「ライブ・ロワイヤル・フェス2020」では、ついに5バンドが集結することになります。εpsilonΦ以外で個人的に気になるバンド、好きなキャラクターは?

 僕は、GYROAXIAの旭 那由多くんが好きなんです。その前に、GYROAXIAの『MANIFESTO』が大好きということが前提にあるんですけど。歌詞中に「どけよ運命! 俺が通るぜ!」とあるのですが、熱すぎる! かっこいい!

 僕はものすごくネガティブな性格で、那由多くんみたいな「俺が正しい」というスタンスからかけ離れているんです。那由多くんのその強さは、もしかすると弱さの裏返しなのかもしれないのですが、それでも「自分は強い」と言いながら強くあるのは覚悟が必要で、すごいと思います。そんな彼の強さ、彼の決意表明が、『MANIFESTO』に凝縮されている気がします。

 あまりに好き過ぎて、那由多役の小笠原 仁さんに「どけよ運命! 俺が通るぜ!」って真似して見せたんですけど、「そんなんじゃない!」って怒られました……(笑)。

――『ARGONAVIS』としては初ステージだと思うのですが、どんなステージにしたいと思っていますか?

 εpsilonΦは楽曲も、バンド自体も尖っていて、衝撃力が強いので、それを皆さんに伝えられたら良いなと思っています。紫夕くんは「もてあそぶ」という言葉を多用するのですが、文字通り他バンドやお客さんたちをもてあそぶんだ!という気持ちでいます!

――どんなパフォーマンスを見せようと考えているのか、少しだけ教えてください。

 先に「紫夕くんがご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦を」と伝えておきます(笑)。紫夕くんがかなり強気にケンカを売りに行くので。僕自身もステージ上では紫夕くんになり切ってケンカを売りに行こうと思っているので、今は「徹底的にいたずらしてやるぜ!」とワクワクしています。

公演概要

■「ARGONAVIS AAside ライブ・ロワイヤル・フェス2020」
開催日時:2020年10月10日(土)
場所:東京ガーデンシアター

【出演】
Argonavis
七星 蓮:伊藤昌弘、五稜結人:日向大輔、的場航海:前田誠二、桔梗凛生:森嶋秀太、白石万浬:橋本祥平

GYROAXIA
旭 那由多:小笠原 仁、里塚賢汰:橋本真一、美園礼音:真野拓実、曙 涼:秋谷啓斗、界川深幸:宮内告典

Fantôme Iris
FELIX:ランズベリー・アーサー

風神RIZING!
神ノ島風太:中島ヨシキ、若草あおい:酒井広大

εpsilonΦ
宇治川紫夕:榊原優希

公演詳細ページ:https://argo-bdp.com/live/autumn_event/

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